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石を投げたくなって 川原に下りたら
君が橋の上を 自転車で過ぎて行く
追いかけたりしたら 夕暮れの空に
君がそのまま吸い込まれてゆきそう
そんな気がして 声を飲み込む
そんな気がして 声を飲み込む
暮れてゆく空は
戻らない季節のようで
淋しいけれど
いつもきれい
端の向こうに見える 小さな鳥居の
風が吹いて 草が揺れているあのあたり
子供の頃の君が ひざを抱えているよ
笑いこらえじっと隠れてる
そんな気がして 僕も笑った
そんな気がして 僕も笑った
流れてく川は
振り向かない心のようで
淋しいけれど
いつもきれい
暮れてゆく空は
手離した言葉のようで
淋しいけれど
いつもきれい
とてもきれい
遊佐未森 「暮れてゆく空は」 作詞 工藤順子
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夕暮れ時、川の土手を颯爽と自転車をこいでいるあの子。
神社の境内で遊んだあの頃。
空の彼方には雁の群れ。
みたいな、
三丁目の夕日、じゃないですけど、そういう古き良き日本の情景が思い浮かぶようで、好きな歌です。
同じ夕日でも同じものはもう 2度とない、ここで目を凝らしておかなくちゃ、
という気になるのが、いまごんにとっての空のイメージです。
小学校の頃、図書室にあった大きめの写真集が好きで、よく眺めていました。
それは、各ページにわらべうたが書かれたもので、その中でも、真っ赤な夕日の写真が大好きでした。多分からすにちなんだ歌が書かれていたと思います。図書室に行くたびに引き出しては、宝物のように扱っていました。(重くて家に持ち帰れなかった)
もちろん、本物の夕暮れの方がずっときれいなんですけどね。
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ゆうやけこやけで ひがくれて
やまのおてらの かねがなる
おててつないで みなかえろ
からすといっしょに かえりましょう
こどもがかえったあとからは
まるいおおきな おつきさま
ことりがゆめを みるころは
そらにはきらきら きんのほし
中村雨紅 「夕焼け小焼け」
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私が中二まで過ごした八王子は、中村雨紅が生まれたところです。
そのため、八王子の夕方のチャイムはいつでも 「夕焼け小焼け」 なのです。私も、「赤とんぼ」 の歌よりも 夕焼け小焼けの方が好きだったりします。
恩方町 (八王子駅からは バスで 30分以上かかる山の中) に、彼にちなんだ 「夕焼け小焼けの里」 という場所があって、上記を碑にしてあったりします。気にはなっているけど、まだ行ったことはないのです。
子どもと口ずさむのにちょうどいい、かわいらしい歌です。
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